高速道路のトンネルが通る三井美唄炭坑~そして変電所へ

美唄に大きな2つの炭鉱がありました。三井と三菱です。しかし、三井美唄炭坑は三菱美唄炭坑よりも採炭量が少ないため、1963年スクラップビルドの対象となり閉山しました。

地図と空中写真

探索を始めた初期の頃であり、6月中旬ということで、全体の写真が少なく、分かりずらいため、最初に地図と写真を載せます。

主に探索した場所です。

 写真は大きくなりますので、確認してください。この写真を見ると、美唄駅から引き込み線があり、さらに、隧道を通して軌道が坑口まで伸びていたと思われます。しかし、隧道の大部分は埋もれてたのか、後から林道が作られて埋められたのか定かではありません。一部切り取られた、隧道の入り口が道路わきにありました。

高速道路の上の遺構

発電所の煙突跡が見える場所に車を止め、途中まで小道が続いてます。

多くの人が訪れていると思われ小道ができてます。しかし、道は消滅しホッパーまでは、笹薮で行く手が阻まれます。

 

近づいてみると土台の柱は細いですね。

さらに、裏側に登っていくと、軌道の土台跡があります。

その下に、謎の隧道。

歩行用のものでしょうか。

動画

2つ前のスマホの動画なのです。

 で、反対側に出ました。美唄の駐屯地が見えるだけです。無理に笹薮の坂を上ってきましたが、露天掘りの方から道が続いており、簡単にここまで来れることがわかりました。

切り取られた隧道

露天掘りの作業所入り口のすぐ山側に林道の横に2連坑口まで続いていた隧道がありました。木の根のようなものに覆われて、見落としてしまいます。

中は、無作為に上から土を入れて塞がってます。新しく作られた林道はここを埋めるような形で作られており、現在の隧道は状態はわかりません。

2連坑口

砂防ダムの近くにコンクリートで塞がれた坑口です。人用と石炭用でしょうか。

近くにも建物の跡や火薬庫のようなものが残ってますが、もう笹が伸びきってますのでいので次に行きます。

変電所

橋を渡って、横に閉鎖された林道を少し行くと小高いところに朽ち果てて立ってます。

屋根が崩れ落ちているため、崩壊は進んでます。

1階部分の小部屋は形を保ってます。

対岸の遺構

川沿いにも建物の障壁のようなものがありす。

 

林道からは見えなかった川向の遺構がわかります。

林道から位置を推測して降りると遺構の横に来ました。

ホッパーのような感じですね。先ほどの隧道とつながっていたように思われます。土砂で埋没し、これ以上は進めません。全体が良くわかりませんが、ホッパーならかなり大きな建物です。

対岸の変電所方面です。この基礎を見るとこちら側もかなりの大きさの建物があったと推測されます。

写真を見比べ

変電所跡から山側にずり山があります。廃坑後なので建物は見当たりませんが、変電所周囲にもまだ遺構があるのかもしれませんね。画像は大きくなるので見比べて、推測してください。

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