上記の地図の香取抗の近くの排気立坑へ向かいますが。直接は行けず、一度戻り川の対岸の林道を進みます。
お気楽な、林道歩きと思ってゆるりと歩いていきます。
突然の突風と共に、ガレ場に遭遇。尾根をやや削った道をあるきます。
本日4回目の難所
道、消滅。この雪斜面、かなり滑るんですよね。その先にも道は見当たりません。GPSで確認すると、炭鉱エリアは尾根の向こう側。ここはあきらめて、裏側から一気に尾根を突破しようとしましたが、急登り+檄藪+雪で滑落で、またここに戻ってきました。
ここで心が折れる
この斜面、見た目以上に高く5m以上はあります。雪のないところは足を乗せた途端、50cm以上落ちます。斜面の上の方を歩こうとしましたが、2度滑り落ちました。ピッケルがなければスピードは殺せなかったと思います。右側の笹ですが、何もありませんし、この下は木も生えてない土砂の斜面。完全に心は折れ、引き返そうという思いも消え、ひたすら前に進むことしか考えられなくなるという状態に。
炭鉱エリアへ
コンクリートの基礎が見えてきました。香取抗からのコース巻きだそうで、かなりの距離があるのですが、排気立坑の材料を運んでいたようです。さて、どうやって先ほどの斜面を突破したかというと、このような経験のある方はわかると思いますが、想像できない方は、引き返してください。今年から始めた、雪山の急斜面の経験もかなり生きました。
排気立坑の二股風洞が残ってます。他の建物は解体されてます。
下の方にも、平らなコンクリートが見えます。
その上に乗ってます。
高い位置からの確認。この辺りはかなり広い空間があります。
GPS
奥部第一立坑
昭和52年の国土地理院の空中写真で位置関係を見てみます。かなり巨大な炭鉱エリアです。左下の奥部立坑のあたりも、大きな空間が広がってますし、林道もあちこちに広がってます。当時何が行われていたかは、想像もつきません。