幌内景観公園
三笠鉄道村の博物館の奥へ進むと、旧幌内炭鉱施設を利用した、珍しい、炭坑の保存公園があります。炭坑施設跡は危険な箇所が多いため、一般人は立ち入り禁止の場所が多い中、比較的安全に見学できます。(所定された散策路以外は危険です。)
施設を見渡せるところにも手書きの案内図がありますが、ややわかりずらいです。
シックナー
旧発電所に駐車場がありますが、まだ、積雪で車はいけませんので、手前の除雪してある駐車場より、徒歩で回ります。カシミールの地図を利用してましたが、YAMAP、プレミアム登録しましたので、ことらのGPSの方が見やすいので、こちらを使います。
シックナーです。
全体を見るため、ずり山へ向かう林道へ少し入ったところのやや高いところからシックナーを見下ろします。
淵に登って中を確認
シックナーの近くの小さな小屋。守衛室のようです。中も横になれるようになっており、交代で寝泊まりしていたのでしょうか。
原炭ポケット
シックナーからまっすぐ歩くと、先ず、目につくのは大きな台座。
石炭の積み出しを行う、原炭ポケットです。
残雪で入れません。
反対側は雪解け水で水没してます。
選炭場
選炭場には様々な巨大なコンクリート群が残ってます。その配置はわかりずらいので動画で確認してください。(作成中)
残った不要な石は(ズリ)はズリ山へ運ばれる
比較的新しい、小さな鉄橋で対岸へ渡ります。
簡単なズリ山に関しての説明があります。背後にある裏山のズリは現在でも夏には内部発火があるようで、近づくのは危険です。
やや上の方には、索道の台座が残ってます。選炭場より残った石はここからズリ山へ運ばれます。ズリ山は周囲の山よりも高く積み上げられてます。
複数の坑口
最初に見えてきたのが常盤抗
2つあるベルト斜抗の真ん中にあるのが坑口神社。山神様です。
雪で覆われてますので、巻き上げ機は危険なので寄らずに、山側の坑口群を目指します。途中中央を流れる川のコンクリが落ちたのでしょうか、鉄骨がむき出しです。
抗内に入るにはなくてはならない、安全灯。当初はランプでしたが、電池式の安全灯になりました。
まだ雪で覆われている音羽抗、坑口
奥には2つ目のズリ山が見えますが、こちらからは急で登ることはできません。
幌内神社と変電所
テントウムシ君の横に神社マークがあります。まずはそこに行ってみます。
幌内神社
こんなところを登ります。階段が残雪で覆われて、冬靴が必要です。(自分はスパイク長靴を履いてます。)榎本何とかって案内があります。
鳥居が見えてきました。
お社がない。
石碑のみがポツンとあります。
ワンちゃんたちはしっかり、守ってます。ご主人の言いつけを守っている、前鬼と後鬼のようですね。(わかる人のみわかる)
変電所
景観公園のメイン施設、変電所。
中はこんな感じ。公開日には中を見学することができます。
送電施設の架台。開閉所とでもいううのでしょうか。ここは圧巻です。
公園の奥
公園以外にも遺構が残っているようなので、閉鎖された栗山へ抜ける林道を少し進みます。
縦坑のようだか小さいし、風洞かと思いましたが、ボイラー施設だそうです。
川沿いに、名のない坑口。常盤抗とつながっているのでしょうか。
さらに林道を登ると、コンクリートの遺構。閉鎖された坑口のように思われますが。台が傾いたようにも見えます。
おまけ
小高い丘の上に、ご親切にも東屋を休憩所と作ってくれたのかと思いました。
どうやら違うようです。全面ガラス張りの建物で、すでに、窓は取り外されてます。
木材の販売所だったのですね。
地図
ズリ山編と続きます。そちらに、動画がありますのでご覧ください。