大江地区は大江地区、古平地区、大周岩平地区の三つの鉱区にわかれ、大規模に採掘された大江鉱山に比べ、大周地区は小さな鉱床がいくつかあり、さらに岩平と大周と2つの鉱山が存在する、90年に渡って採掘された大江鉱山より5kmほど離れた、然別川をのぼり川沿いに1番、2番、3番と3つ坑口が存在するという。(写真はクリックで大きくなります。)
大江鉱山の後に、林道の様子を見に来ただけでしたが、林道を探査することになりました。
然別川を遡上しながら行くのが本筋ですが、この水量、まず無理、引き返そうと思いましたが、閉鎖された林道から、釣り人が積雪が多く戻ってきたそうですが、鉱山の話をすると、祖父が鉱夫でよく、坑口まで酒を持って毎年行ってたそうで、坑口はいくつか存在するという。
川は途中で然別川と大熊川に分れ、釣り人は大熊川に行くそうで、然別川は鉱山の影響で魚はいないそうだ。
しかし、話を聞いて、この水量なので坑口には近寄れないが、この時期じゃないと発見は難しいと考え、いてもたってもいられず、林道へ突入してしまった。
林道を歩く
坑口までは数キロあるそうで、釣りの人は、よほど根性がないとたどり着けないと言ってまいたが、登山で一つ山を登ると10km以上も歩くので、林道歩きなら容易に行ける距離。ただ、普段は人が入らない場所なので、崩落個所や、がけ崩れなど、多くの危険が伴います。とても一人で行くような場所ではないと言ってましたが、自分は単独行動が多いので、行く場所はいつも一人で行くような場所になってしまいます。
鉱山エリアではありませんが、歩いてすぐに坑口のような場所が、この水量なので、近づいて確かめる手段もなく先へ進みます。
二股を然別川に沿って登る。
下へ降りる大熊川へ向かう林道は、釣り人がゲートを開けて、車で来るので道がしっかりしてますが、然別川方面は道が所々崩落してます。
川が近づいてきましたが、この水量。入ったら一気に持ってかれます。
橋を渡る
橋を渡り、川が左手になると、鉱山エリアへ近づいてきます。事務所跡があり、その近くの対岸に坑口が1kmに渡ってあるそう。その程度しか、事前調査しておらず、探したとしても、資料はほとんどありません。
林道の終点と思われる、広い場所に出ました、この場所も何かしらの施設があったのでしょうか、ただ気になるのは、ずり山らしい場所がない事。地図を見るとまだ林道は続いてますが、その先は、道の痕跡すらなく、この先に岩平鉱山があったようですが、この林道の先がそうなのかは、わかりません。
坑口と思われる場所。
3連滝の傍らにあるそうなのですが、爆音の滝の横に埋もれかけた坑口。確かめるには、ザイル2本と、ウェルダーと、スコップと。。。やめましょう。膝上までのウェルダーしか持ってません。というか命かけなければ。。。考えるまでもありません。あきらめて次へ行きます。
さらに、下降すると現れる坑口、こちらの方が広くて入れそう。ではなく、対岸までは渡れません。もう一つは、川を降りて探さなければわかりません。今回は坑口があることを確認しただけで、またいつぞや来ることがあるかもしれません。
動画
推定位置
※自分の探査の記録です。案内図ではありませんので、危険な場所につき、当場所を訪れる方は、十分な備えが必要です。けがや事故の恐れがあります。当方には責任の所在はありません。(画像は大きくなります。)