広尾町のトーチカ群の続きになります。トーチカ群は大樹漁港の周りの浜大樹のトーチカ群、旭浜のトーチカ群、旭浜漁港の南の小紋別とあります。google mapの空中写真を見ると旭浜以外はあまり残っておらず、最も多くが残っている旭浜を探索しました。(画像はクリックで大きくなります。)
旭浜トーチカ
大樹町の街から真っ直ぐと道道501号線を海へ向かうと、旭浜トーチカの青看板に案内されダートの道を永遠に行くと、導かれる場所が防風林の中にあるトーチカへ導かれます。これが「旭浜防霧林トーチカ」です。2008(平成20年)森林伐採の際、3mの土の中に埋もれていた状態で発見されたそうです。
上から見ると少し丸みを帯びてます。
銃眼と入り口
銃眼は2か所、入り口はエキサイツに比べて狭いです。海に向かって土で覆われてます。
海岸線へ
道を海岸線に向かうと右に向かう道がありますが、車は通れる状態ではないので砂浜に車を止めて歩きます。8つ設置されてたようですが、5つのトーチカを見て回りました。
最も北側にあるトーチカ、流されたものか、もともとこの場所にあったか定かではありませんが、コンクリートがむき出しではすぐに発見されてしまいますから、恐らくはもっと陸側にあったのでしょう。
駐車した車に近いトーチカ。程度はよく中に入れます。この中には何人の人が入ってたのでしょうか。
かなり埋もれて、中は入れません。
その、後方(南)にあるトーチカ
流されてからかなりの年月が経っているのでしょう。陸側は整地され、簡単な防波堤が作られてます。
空中に浮かぶトーチカ
一方、場所が変わって、JAXAの宇宙実験場を目指します。
実験場をすり抜けて、海岸線を目指すと、行き止まりに、「momo」が作られている、「インターテクノロジー」がありますが、思っていたよりこじんまりとしてます。横の海へ向かう道へ向かうとメディアでも話題になった、空中に浮かぶトーチカがあります。
防波堤が切れたところにあり、トーチカの下側が浸食されてます落ちるのも時間の問題ですが、よく持ちこたえてます。
上から見てみましたが、入り口はどこにあるのでしょうか。
戦争遺産としてのトーチカ
海岸線に点在するトーチカ、太平洋だけではなく、オホーツク側にもかなりあるようです。戦争遺産の多くは、過去に戦争があったことを物語っている、生き証人でしょうか。別な場所の話ですが、トーチカを鉄球で壊そうとしてもびくともしなかったそうです。
場所はおおよその推定の位置です。必ずしも正確ではありません。防霧林のトーチカはもう一つあるそうです。同じように埋もれているのかもしれません。