手宮から高島岬への行く途中の岬に、戦時中の特攻用の小舟の出撃基地跡の洞窟が残されてます。小舟はベニヤ板で作られた簡素なもので250Kg爆弾を搭載し、船に体当たりするものだ。
突撃船は戦争末期に大量に作られた震洋と思われるが、小樽に滞在していた部隊は陸軍船舶部隊と海軍の水上飛行隊がありましたが、陸、海、どちらのもか計り知れません。
高島隧道
祝津津海岸の道路は新高島トンネルが作られ旧道の高島隧道は閉鎖されてますが、それに続く旧454号線は閉鎖されておらず、入り口付近まで車で行くことができます。
隧道の脇の道を抜けると海岸へ出られます。海岸に出てやや進むと山側の小高い位置に洞窟はあり、夏場は檄藪で探すのも容易ではないでしょう。斜めの道があり7つの洞窟が並列して並んでるそうですが、どれも埋まっており、見つけるのが難しいです。1つだけ空いているものがあります。
洞窟
最初に見つけた洞窟跡。秋だというのに道に沿って歩くのは容易ではなく、ピンポイントで崖に向かいます。土が柔らかくスコップがあれば掘り返すのもできそうです。
洞窟跡は数メートル間隔で並んでおり、一つずつ探せば、入り口が開いているものを見つけることができます。
わずかに空いてますが、入れるくらいの大きさです。
洞窟内部へ突入
LEDヘッドライト、ヘルメット、懐中電灯を用意し、中に突入します。
中は薄暗く、下はレールの跡が残ってます。
計画だけで終わったので、実際には船は配置されませんでしたが、スクリューの残骸がいい感じに置かれてます。
内部はすぐに左へ伸びてますが行き止まりです。恐らくすべての洞窟をつなげる予定だったのだろうか。高島隧道自体もこの洞窟跡を利用したものという話もあり、それが本当でしたら、かなり大きな基地になったでしょう。カメラの設定が悪く、あまりいい写真が撮れません。。
コメント
[…] 北海道産業遺構の旅小樽海軍特攻隊基地https://hokkaido-mine.gyopinosuke.com/otaru-tok… […]